2021.08.10

自己破産の費用・法テラスなら?

法テラス3
法テラスとは

自己破産の費用が払えない|法テラスなら?

法テラスの場合は最低155,000円
弁護士事務所だったら最低50万円
詳しくはこれから説明していきます。
 
もう、自己破産するしかないようです。
でも手元にお金がありません。
弁護士に依頼するのにお金がありません。
 
お金がないからと言って自己破産をあきらめる必要はありません。
 
 
私は今までフリーターでした。
今は無職です。
それでもできますか。
 
大丈夫です。
法テラスを利用して自己破産する方法です。
法テラスには、
「無料法律相談」「弁護士費用の立替」という2つの制度があります。
 

「無料法律相談」「弁護士費用の立替」について!

「無料法律相談」

法テラスと契約している弁護士、司法書士が1回30分の相談を、1つの問題に対し3回まで相談に乗ってくれます。

「弁護士費用の立替」

お金がない方に対し弁護士、司法書士にかかる費用を法テラスが立て替える制度があります。
事件中は毎月5,000円、10,000円ずつ支払います。
事件終了後は3年以内に分割で返済する事になります。
(利子はかかりません)

自己破産の手続の種類

「自己破産にかかる費用」を考える前に自己破産の手続きは3種類あります。
それぞれ費用やかかる時間が違います。
「管財事件」「同時廃止」「小額管財事件」です。

「管財事件」

「管財事件」は裁判所から破産管財人が選任され、その破産管財人が,破産者の財産を調査・管理・換金して債権者に分配することになります。
さらに免責不許可事由がないかどうか(破産を認めても問題ないか・免責調査)を行います。
免責が下りるまで半年~1年かかります。
※「免責不許可事由」とは免責(借金を返済する義務)が許可されないことです。
「免責不許可事由」についてはコチラもご覧ください

「同時廃止」

「同時廃止」は管財事件と違って破産管財人が選任されず、破産手続の開始と同時に破産事件が終了(同時廃止)する手続きです。
その理由は破産手続きの費用を支払う財産がない場合や、自己破産を認めても特に問題のない場合に取られる手続きです。

「小額管財事件」

債務者の財産が少額で免責不許可事由がないような場合は「少額管財事件」とすることができます。
「少額管財事件」では、破産管財人の業務負担を軽くしたり通常半年~1年ほどかかる管財事件を2~3ヶ月で終了することになります。

「自己破産にかかる費用」

法テラスの場合

法テラスの場合は最低155,000円
弁護士事務所だったら最低50万円
詳しく説明すると、
債権者10社の自己破産申立では、
(債権者とは借金した会社や人の事です。
その数によって金額が変わってきます)

実費 着手金 合計
23,000円 132,000円 155,000円


債権者20社の自己破産申立では、

実費 着手金 合計
23,000円 154,000円 177,000円

債権者21社以上の自己破産申立では、

実費 着手金 合計
23,000円 187,000円 210,000円

※過払金がある場合、別途、報酬金がかかります。

弁護士事務所の場合

自己破産には3つの種類があります。
「管財事件」「同時廃止」「小額管財事件」
債務者はこれらの手続きを自分で勝手に決めることは出来ません。
どの手続きになるのかを弁護士とよく相談してください。

自己破産の種類 裁判所への費用  弁護士費用
同時廃止事件 2万円 20万円~30万円
小額管財事件 20万円 30万円~50万円
管財事件 50万円 50万円~80万円

法テラスの援助を受けられる方の月収目安は次の通りです。

法テラスの「無料の法律相談」を受けたり「弁護士費用の立替」を利用できるのは一定の条件を満たす必要があります。
収入が多いと利用できません。
決められた額以下の収入でないと利用できません。
(カッコ内は手取り金です・賞与含む)

収入要件

単身者 2人家族 3人家族
200,200円以下
(182,000円以下)
276,100円以下
(251,000円以下)
299,200円以下
(272,000円以下)

4人家族は300万円以下になります。
※法テラス資料より抜粋

資産要件

不動産、有価証券などの資産を持っている場合はその時価と現金、預貯金との合計額が下表の基準を満たしていることが要件となります。
基準以上の財産を持っていると法テラスは利用できません。

1人 2人 3人 4人以上
180万円以下 250万円以下 270万円以下 300万円以下

※法テラス資料より抜粋

法テラスについて聞きたいこと!Q&A

Q:借金で困っています。弁護士に頼めません。法テラスを利用したほうがいいですか。
A:借金問題の場合は、弁護士に頼みたくてもお金がなくて頼めない人が多いです。法テラスを利用しましょう。
Q:法テラスのメリットについて?
A:トラブルの内容についてどこに相談したらよいのか、だれに相談したらよいのか等の、相談窓口を法テラスでは紹介してくれます。
Q:法テラスの利用方法について教えてください。
A:法テラスへ電話をするか窓口に行って問い合わせてください。
それらの相談窓口を紹介してくれます。
法テラスの無料相談を利用する場合は伝えてください。
「無料相談」や「弁護士費用」の立替制度を利用する場合は一定の基準を満たさなければならないので、それらを確認してもらってください。
弁護士については「失敗しない弁護士の選び方」コチラもご覧ください。

Q:法テラスで自己破産の手続きを行っています。弁護士が威圧的で話がしずらいので変更できますか。
A:法テラスに相談してください。
弁護士が辞任する場合も法テラスの許可が要ります。
Q:法テラスで弁護士に依頼をしてますが全く進みません。もう2年になります。
問い詰めたら、全然進めてなかったことが分かりました。どうしたら良いでしょうか。
A:懲戒請求を出したほうがいいと思います。
法テラスにも連絡して新しい弁護士を見つけましょう。
Q:法テラスは弁護士を適当に決めると聞きました。本当でしょうか。
A:全てがそうではないでしょうが、そういう噂が沢山あります。
国選弁護人と同様で国からお金をもらう場合はサービスが薄くなります。
基本的に、相談者が弁護士を選ぶことはできません。
Q:法テラスの料金は不明確
A:

法テラスには、代理援助立替基準という一応の基準がありますが、非常に分かりにくいものとなっています。
また、金額は、幅を持って記載されているため、はっきりとは分かりません。
一応、標準額というのはありますが、それが適用されるかどうかは分かりません。
しかも、同時に関連する複数の事件(離婚と婚姻費用分担請求など)の援助申し込みをすると、金額が調整されます。
これらの事情により、相談時に料金を明確にお伝えすることができません。
Q:法テラスによる取り立てについて
A:法テラスへの「立替金償還」は一月に一回銀行引き落としで支払う事になります。
引き落としができなかった場合は督促状が送られてきます。
引き落としができず、滞納していると債権回収会社に回せられます。
相談者は自己破産してお金がないのに法テラスはかまわず取り立てを行います。
他の債権者やクレジットカード会社は自己破産すると一切取り立てをしません。
取り立てをするのは法テラスと税金ぐらいです。
Q:現在債務整理を考えています。
法テラスを利用しようと思いますが、ネットで調べるとあまり評判がよくないようです。どうでしょうか。
A:法テラスは弁護士にとって報酬も低く手間もかかります。
相談者を見下したりして、ちゃんとやらない弁護士もいるようです。
いきなり法テラスに連絡するのではなく、希望する弁護士を見つけて法テラスを利用しているか確認する方法もあります。
Q:法テラスで弁護士費用を立て替えてもらう場合どの弁護士も同額ですか。
A:同額になります。弁護士費用は法テラスが決めるので。

Q:法テラスの依頼者にも問題がある。
A:法テラスを使った場合の弁護士のやる気や態度、サービスについて、弁護士の報酬が悪いからこれらの事に問題が起こると、ネットなどで見受けます。
しかし弁護士から言わせると、法テラス経由の依頼者の評判はあまり良くないのです。
事件そのものの内容の質が悪く”高圧的な態度に出る人が多い”。
これらのことで弁護士もやる気をなくしてしまうことが多いのかもしれません。
でも、全ての依頼者や弁護士に問題があるとは思いません。
Q:法テラスで自己破産をするのですが、不動産があるので管財事件になって予納金が必要になるようです。この費用も法テラスで出してくれるのでしょうか。
A:予納金は自分で用意する必要があるようです。
不動産を先に任意売却してお金を作り支払えばいいと思います。
Q:法テラスにお金を払った後、何の音沙汰もありません。
A:決まった弁護士から1~2週間で訴状をお送りします。
と言われてもう3ヶ月経っています。着手金も既に払っています。
法テラスに電話をしても弁護士からは折り返しの電話はありません。本当にひどいところです。
普通の弁護士事務所に頼んだほうがよかったです。
Q:法テラスの悪評
A:法テラスは経験浅い弁護士の練習場です。 法テラスの弁護士は私たちを後回しにするし、仕事が遅いです。
Q:法テラスの弁護士の質の問題について
A:2000年ころから行われた「新司法制度」により弁護士の数が増えました。
これにより今まで弁護士になれなかった人もなれるようになりました。 その結果、就職の受け皿となる法律事務所は増えてはいないので就職できない弁護士が増えました。
司法試験に受かったばかりで就職できない弁護士は、就職先として法テラスを選ぶ人が増えたのです。経験も知識も不足しています。
これらの事情により、質に関しても問題視されるようになりました。
法テラスでは弁護士を選ぶことができません。
このような弁護士に当たるとどうしようもないですね。
実際に弁護士から素人のような誰でもわかるようなアドバイスしかされなかったという苦情もあります。
これらが原因しているんでしょうか。

自己破産者の提案!@kk

法テラスは評判が大変悪いです。
法テラスの評判については「法テラスの評判」コチラもご覧ください。

でも法テラスを利用する人は多いです。
その理由は、かかる費用が大変安いからです。
「無料法律相談」では無料で相談できます。
「弁護士費用の立替」では弁護士費用を立て替えてくれます。
これらを利用できるので法テラスを利用しようとする人は後を絶ちません。
でも今までお話ししたようにデメリットも大変多く、法テラスを利用することを後悔する人が多いです。
また、大変良かったと喜んでいる人も少なくはありません。
色々と調べていくと、運が良かった人と、悪かった人に分かれるようです。
法テラスを利用する価値はあるので一度利用してみてはいかがでしょうか。

まとめ

法テラスでの自己破産の費用は?
最低155,000円!です。
弁護士事務所だったら最低50万円です。
法テラスで利用できる、「無料法律相談」「弁護士費用の立替」についての説明。
自己破産の手続きは3種類あります。
「管財事件」「同時廃止」「小額管財事件」 これらについても説明します。
さらに法テラスでの自己破産の費用を詳しく説明します。
法テラスを利用するには一定の条件を満たす必要があります。
利用できる人の月収についても説明します。
法テラスを利用する方法に関してのQ&Aをまとめました。
最後に自己破産者の提案!@kkから評判の悪い法テラスを利用したほうが良いのかの提案をします。
これらをぜひ参考にしてください。

自己破産者@kk

”自己破産者の提案!@kk”

 

会社倒産、自己破産するのには弁護士や司法書士が必要です。 弁護士を探さないといけません。 基本的に“ほとんど”を弁護士に委任することになるので、弁護士は大変重要です。 お願いしたくない弁護士や威張っている弁護士もいます。 弁護士選びに失敗すると、全てに失敗することになるかもしれません。

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